あなたの暮らし、政治で変えてみませんか?
東祥三レポート No.18より
〜 ある婦人の言葉「老人は早く死になさい、ということですか?」〜
政治は、生活に深く関わっている。しかし、これまで、その関わり方がよく分からなかった。
ところが、年金記録がきちんと保存されていないことや、道路行政に使われなければならない血税が、
他の用途に使われていることを通じて、政治の実態があまりにひどいということが、多くの人々にもわかるようになった。
きわめつけが「後期高齢者医療制度」の導入だ。
年金記録が是正されていないにもかかわらず、年金から前もって取れるものは取ってしまえというお年寄りの生活を無視した政治の実態が浮き彫りにされた。
先日、10人前後の製本業を営む自営業の社長及びその奥様達の会合に参加した。
非常に有益だった。
彼等は、自分達のことだけではなく、従業員及びその家族の生活
を守るため、工賃が圧迫されるなかで、日々の仕事に真剣に取り組まれている方々だ。
話は、物価高騰、年金、医療、介護、税制等、多岐に亘ったが、「後期高齢者医療
制度」の問題に及んだ時、ある婦人から、「東さん、私達はまだ75歳に達していな
いけれども、今度の新制度導入をみて、何のために働いているのか分からなくなった。
詳しいことはよく分からないけれども、健康で日々一生懸命働いていても、将来、当
然体が弱くなってくる。しかし、病気になれば、病状によって治療費も払えなくなる。
お金持ちは、それでも生きていけるかもしれないけれども、貧乏人は、どうなってし
まうのかしら。老人は早く死になさい、ということですよね。こんな政治は本当にお
かしいと思います。これまで法人税、所得税、消費税、ガソリン税、そして住民税等
一生懸命働いて、国、地方自治体に税金を払ってきた。他方、自分で稼いでいないか
らでしょうか、私達の税金を、本来、想定していないところに湯水のごとく使ってい
る現状を見るにつけ、正直者はバカを見ることになる。本当におかしいですよね。少
なくとも、お年寄りが、安心して老後を全うすることができる社会を作って下さい。」
という話があった。
どんな評論家、学識経験者、政治家の言葉よりも、かけ替えのない実体験に裏打ち
された言葉を感じた。
そして、そこに、今日の日本の政治の現状と今後の目指すべき
政治の方向性があると確信した。
次回へつづく…
※バックナンバーは、2007年9月からとなります。
「東祥三のホンネでズバリ!」ブログをご覧ください。
2008.5.21.


